奈良県のフリーター男性がナンパで彼女を作った方法

1.自己紹介

初めまして、奈良県在住の22歳フリーター、中屋敷と申します。

私が恋人を作ったのは1年前、誕生日は迎えていたので今と同じ22歳でした。

その時も今と変わらず無職のフリーターで、今までに出来た恋人も学生時代に一人だけ。

そのたった一人の恋人も、高校を卒業し大学へ入学、その大学を半年で中退した時に呆れて別れられてしまいました。

しかし、その後、同い年で地元のスーパーに勤務している女性と付き合うことが出来ました。見た目は可愛いというよりは綺麗で、気立ての良いとても素敵な女性です。

2.チャットアプリ

「ともだちトーク」(アプリ名を出していいのかわかりませんが)というアプリを始めました。

写真・プロフィールなどを登録して、同じく登録している女性とLINEのような感じでチャットが出来るというアプリです。

他にも幾つか同じようなアプリを使用したのですが、他のアプリに比べ「ともだちトーク」は出会い目的で使用している人が少ないのか、女性にサクラが少なく、普通に「暇つぶしに会話がしたい」といった目的の女性が多いのが良いところだと感じました。

私もそのアプリを使って知り合った女性と会いたい・付き合いたいというわけではなく、「女性」というものを深く知りたいと思い始めたのでとても好都合でした。

まず、登録している女性が一覧で表示されるので、片っ端からプロフィールを閲覧し、そのプロフィールから女性の好みの文体や趣味を読み取り、そこから予想される「好感を持たれやすい文章」を書き、メッセージを送るということを続けました。

最初のうちは無視されたり、反応があっても数回やり取りをしておしまい、という結果が多かったのですが、徐々に色々なことがわかってきました。

まず、女性は私達が思っているより多くの人達からアプローチを受けています。アプリの話ではメッセージという形ですが、これは現実の女性でも同じことです。

そんな中で自分に気付かせる、自分にメッセージを返させようと思ったらどうすれば良いのかを考えた時、最も悪手なのは「当たり障りの無い良い人」であることだと感じました。自分のメッセージにより嫌われてしまうことを恐れて丸く丸くあろうとすることが一番良くないことだと感じ、少し乱暴なメッセージや趣味全開のメッセージなど、相手に「なんだこいつ」と思われてしまうくらいのインパクトを残す方が成功率は高まるのです。

そんなことを繰り返し、「女性との関わり方」を学び、そしてそれを自分は学んだぞという「自信」を手に入れました。

3.女性に声をかける

チャットアプリを経て妙な自信を得た私が恋人を作るために次にした行動は、「生身の女性に声をかける」ということでした。

しかし恋愛経験も少なく、女性の友達もそれほど居なかった私にとってとてもハードルの高いことでした。

それを可能にするためにアプリで自信を付けたとはいえ、どうしていいのかもよくわからなく、ネットで色々と調べたりしているうちに不安になってしまっていました。

それでも、どうしても彼女が欲しかった私は、自分がバイトをしている店の隣の本屋さんで働いている女性に声をかけることにしました。

店が隣ということもあり、親睦を深めたいという名目でお話が出来ると思ったからです。

何度もイメージトレーニングをし、いざ行かんと踏み出した足はガクガクと震えていましたが、勢いに任せて本屋へと特攻し、女性に話しかけました。

結果から言いますと、その女性の家に招かれることとなりました。

声は裏返り、視線も泳いでいたと思いますが、それでも必死に話を盛り上げ、連絡先を交換しました。

そして家に帰り、メールのやり取りをしていました。メールとなればアプリで鍛えた腕の見せ所と、ここぞとばかりに攻めた結果、その女性の家でご飯を頂くこととなりました。

それが決まったときの私は、それだけで達成感に満ち溢れ、既に目標を達成したかのような気分になってしまっていました。

けれど本当の戦いはここからだというような、不安が襲いかかってきました。

しかしそれを必死に振り払い、その女性との楽しいお付き合いを想像し、その日は眠りにつきました。

本当に楽しみにしていたその日が来て、私は何故だかその女性に関する「全て」が面倒臭くなってしまい、その女性からの連絡に対して風邪を引いたと嘘をついて、結局お家には行かず、あまり連絡も取らなくなってしまいました。

何故あんなにも面倒になってしまったのか、未だによくわからないし今でも本当に後悔をしています。

4.再・女性に声をかける

その後私は完全に自信を無くしてしまい、あまり積極的に女性に関わろうとしなくなってしまいました。

全て上手くいっていたはずなのに、より深く女性と関わるとなった時に自分自身が勝手に壁を感じてしまい、進めなくなったことに自分でも悲しくなってしまいました。

とは言え、彼女が欲しいという気持ちは何も変わらないまま、悶々とした日々を過ごしていました。

そんな中、近所のスーパーに行ったときに出会ったレジの女性に私は完全に惚れてしまいました。

私は、これが最後のチャンスだと思い、もう一度女性に声をかけることを決心しました。以前に話しかけた女性のことを私はきっと「好き」だとは思っていなかったのです。「彼女が欲しい」という感情のみで動いていたので、面倒になってしまったのだと思いました。けれど今回の女性は「彼女にしたい」と明確に思ったのです。

私は以前と同じように勇気を出して話しかけ、連絡先を交換しました。

向こうも私と同じように今までの恋愛経験があまり無いようで、少し警戒していたようで前回のようにトントン拍子で話が進むようなことも無かったのですが、そんなところも私はとても好きになってしまいました。

やり取りをしているうちに向こうも少しずつ心を開いてくれているようで、二人で遊びにいくことになりました。

家にいくなどではなく、動物園にいくという健全な感じになり、それすらも私にとっては輝かしくて、とても嬉しかったのを覚えています。

動物園にいったり、喫茶店にいったり、公園にいったりと、漫画でしか観たことのなかったようなキラキラとした生活を続けていくうちに、私はどんどんと彼女に惹かれていきました。

そこから三ヶ月ほどゆったりと友達として関係を深め、私はついに我慢できなくなり、告白し、無事お付き合いすることとなりました。

5.付き合ってからの生活

私は今まで恋愛経験があまりなく、女性の扱いもよくわかりませんでしたが、彼女欲しさに色々なことをし、自分に自信を持つためにアプリで練習したり、好きでもない女性に声をかけたりしました。ですが、最終的には自分がどれだけ相手のことを好きになり、どれだけ相手と付き合いたいと願えるかだと感じました。

付き合ってからというもの、フリーターで毎日バイトをするだけだった自分の生活は一変し、お金を貯めることも彼女との生活の為だと思えば楽しくて楽しくて仕方がなく、彼女と会っている時間はもちろん会っていない時間すらも有意義で大切なものだと感じられるようになりました。

今は一緒に暮らすようになり、結婚も視野に入れています。自分はフリーターですが、今必死に仕事を探しています。

彼女と共に過ごしていくことにより、自分の人生ももう一度見つめなおす機会になり、本当に良かったと思います。

恋人を作るために色々なことをしてきましたが、その失敗も成功も全て自分が成長するためのいい機会になったと思っています。