男性が苦手な恋愛初心者のぽっちゃりが、彼氏を作った方法!

私が恋人を作ったのは、福岡の共学の大学に通うことになり、初めて親元から離れ一人暮らしを始めた後のこと、20歳の女子大生の頃でした。それまで恋愛経験が全くなかった私。中学生までは共学でしたが、高校は女子高だったので男性とあまり関わる機会もなく、男性と話すこと自体も苦手だったので、大学に入っても彼氏なんかできないんじゃないかと思っていました。そんな私の初めての恋人になってくれたのは、1つ年上の大学生。背が高くて、笑顔が素敵だった優しい人でした。

●自分に自信をつけるためにダイエットとメイクの研究をする!

恥ずかしい話なのですが、その頃の私はかなり太っていました。身長も高くないので、余計に丸い体型が目立ち、親にも「そんなにおデブだったら、大学に行っても彼氏できないわよ」と言われる始末…。その頃の私は運動不足だったし、毎日気が済むまでお菓子を食べていたので、そうなるのも当たり前だったと思います。それに、それまで女子高だったので自分の身の回りにあまり気をかけておらず、メイクはおろか眉毛もいじっていないような状態だったし、制服ばかり着ていて私服にも気を使っていなかったので、私服のセンスもダサかったです。太っていたから着ることのできる服が限られていたということもありますが…。そんな状態で入学してしまった私は、大学の周りの女の子達がみんなメイクも上手でかわいい服装をしているのを見て「やばい!」と思い、やっとダイエットとメイクを真剣に始めることにしました。まずお菓子を全く食べないようにしたことと、食事も元々料理は好きだったので、炭水化物を極力とらないで満足感があるようなメニュー、例えば豆腐やおからやこんにゃくなどを積極的にメニューに取り入れるようにしました。そして、1日の食事を8時間の内に済ませるように工夫をするように。こうすると16時間空腹の状態になり、脂肪を燃焼してくれるらしいという話を聞いたからですが、初めのうちはかなり辛かったです。そんな生活を続けていると、元々太っていたからだと思うんですが1か月で4㎏体重が減り、半年経った頃には一番太っていた頃より10㎏のダイエットに成功しました。これでかなり見た目も変わったんですが、その間にメイクの勉強もしていました。自己流のメイクは心もとなかったので、安く顔のエステができるサロンに通い、そこでメイクもしてもらってメイクの仕方を勉強しました。すると、高校の時の友達に会うと、みんなびっくりするぐらいに変わることができたし、たまに街で男性に声をかけられるようになりました。

●友達と街コンや合コンに参加して男性に慣れる!

自分の体型やメイクにはいくらか自信を持てるようになったのですが、いまだに男性と話をするのが苦手だった私。たまに男性に声をかけられても、自意識過剰になって一人で慌ててしまい、何だか感じが悪い人の様になってしまっていました。友達と話すように明るく話すことができるといいのに…と悩むことも。そこで大学の友達に「彼氏が欲しいんだけど、男の人と話すこと自体が苦手なんだよね」と相談すると、「それはもう慣れだね」と言われ、男性と話さざるを得ない状況になるように、合コンに行ってみることを勧められました。正直それまで「合コン」と聞くと軽い人が集まるイメージがあり、いい印象を持っていなかったのですが、その友達が自分を含めて女の子はみんな知り合いの合コンを企画してくれたので行ってみることに。男性も同じ大学の同じ学年の人たちで、想像したみたいにガツガツした感じじゃなく、みんなでわいわい飲み会を楽しむような雰囲気でした。そこでは周りに自分の友達もいてくれたので、いつもよりリラックスして男性と話すことができ、普通に友達と同じように接することができました。それからは、一度合コンで話した男性たちとは普通に学校構内であっても話すことができるようになりましたが、他の初対面の人がいると、また固まってしまっていました。これはまだまだ男性全般に慣れる必要があるな…と思い、次に友達と参加したのは街コン。回るお店ごとに初対面の男性たちと会うため、初めの頃はかなり固まってしまっていましたが、徐々に慣れて、少しずつですが自分から話しかけることができるようになるまでになりました。友達から見ても、かなりリラックスして話せるようになっていたようです。そこで、今までの様にそして今まで男性を「男性は自分と違う」と強く意識していたから、緊張してうまく話せなかったんだなということに気づき、女だとか男だとか強く意識しないようにしようと思うようになりました。

●サークルに入部して、周りの友達に協力してもらう。

だいぶ男性に慣れたので、2年生からは、今まで「男性がいっぱいいるし、一度きりの集まりにすることができる合コンなどと違い、定期的に会う必要がある」からと避けていたサークルに所属することに。運動も苦手なのを克服したかったので、唯一少しはできるバレーボールのサークルに入ることにしました。その頃はもう男性だからと特に構えることなく、先輩や同学年、後輩の男性と話すことができるようになっていましたし、私の所属したサークルは男性の割合が高かったので、もしかしたら友達じゃなくて彼氏になってくれるような男性がいるんじゃないか、と思ったこともサークルに入った理由です。今までいろんな男性と話したりはしてきていましたが、男性に慣れることばかりを考えてきたせいか、それまで特に誰にも恋愛感情を抱くことがなかったので、ここで好きな人ができるといいなと思っていました。サークルに入ってしばらくは、男性女性みんなと仲良くなることを目指してサークル活動に打ち込んでいたのですが、長時間一緒に過ごしていくうちに、サークルの先輩の1人が気になるようになってきました。いつも優しく穏やかな大人の男性という感じで、私がバレーのゲームミスをしてもいつもフォローしてくれる人でした。サークルの友達に「○○先輩って彼女いるのかな」と相談すると、面白がった友達たちが私と彼をくっつけようと色々と協力してくれるように。ゲーム中同じチームになれるようにしてくれたり、飲み会では隣の席に座れるようにしてくれたりと、なにかと彼との接点をもたせてくれるようになりました。そのおかげで、彼とはサークルにいる時はもちろん、サークル以外であった時も2人で話し込むぐらいに距離が縮まり、しばらくして彼からの告白で無事付き合うようになりました。

●初めての彼と、初めての事ばかり。

付き合ってからも、今まで以上に彼は優しくて一緒にいるだけで幸せでした。何しろ付き合うこと自体が初めての私。彼が「好き」と言ってくれたり、抱きしめてくれたり、キスをしてくれるのも初めてで、胸のキュンキュンが止まらなかったです。そして初めてのデートも彼とでしたし、デートは彼が車を持っていたので、休みの日に2人でいろんな場所に遊びに行きました。大きいテーマパークや有名な観光地に出かけることもありましたが、思い出に残っているのは、海辺や山にお弁当をもってピクニックに出かけたこと。特にアトラクションや遊べたり買い物をする所があるわけじゃなくても、彼と2人でゆっくり取り留めのない話をして、彼が私の作ったお弁当を「おいしい」と言って残さず食べてくれるだけで楽しかったです。そして初めてのエッチも彼とでしたが、彼は付き合ってしばらくはがっついたりせず、いろいろ慣れていない私に付き合って大事にしてくれていたので、私もゆっくり心の準備ができました。それに、いつもと違う彼の一面を見ることができるエッチだったので、私も彼とするのが大好きになってしまいました。大学の間付き合った彼、1年先に卒業してしまった時はものすごく寂しくて辛かったんですが、彼は社会人になっても、休みの日は必ず車を飛ばして遊びに来てくれていたので、遠距離恋愛も辛くありませんでした。そんな風に大好きだった彼、今は私の旦那さんです。まさか最初の彼と結婚するとは思いませんでしたが、結婚8年目になる今もラブラブで幸せです。